“天安門”再評価求め…大学教授の処分に撤回求める[2019/05/29 09:52]

 来月4日に天安門事件から30年を迎えるのを前に事件の再評価を求めた清華大学の教授が突然、停職処分となりました。これに対し、撤回を求める声が上がっています。

 関係者によりますと、清華大学法学院の許章潤教授は3月に停職処分となり、授業などが一切できなくなりました。去年7月に習近平体制を批判し、天安門事件の再評価を求めた文章を公表したことが原因とみられています。
 明治大学法学部・鈴木賢教授:「正面から学問の自由や表現の自由に対する挑戦だと思った。これを許すとさらに拡大する可能性がある」
 撤回を求める声明には約70人が賛同し、大学側に提出されました。天安門事件から30年を前に、中国政府は言論の締め付けを強めています。

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