南北の関係改善が停滞…韓国統一相「米朝次第」[2019/06/05 09:57]

 韓国で北朝鮮問題を担当する統一省のトップが北朝鮮との関係改善が停滞していることを認め、「米朝交渉が再開されれば南北の協力も進展する」と述べました。

 北朝鮮問題を担当する韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一相は4日午後、ソウルで記者会見を開きました。韓国の対北朝鮮政策について「南北関係を通じて米朝の対話再開の環境をつくるため、努力している」と説明し、人道支援の必要性を訴えました。ただし、2月の米朝首脳会談以降、北朝鮮との関係改善が停滞していると認め、南北の協力は米朝関係次第との考えも示しました。また、安倍総理大臣が前提条件なく日朝首脳会談を呼び掛けていることについて「北朝鮮と日本の関係正常化が大事で、必要であれば韓国は積極的に支持と協力をする」と述べました。

こちらも読まれています