“処刑”報道の米朝協議担当者は生きている…米CNN[2019/06/05 10:32]

 北朝鮮メディアが5日連続で金正恩委員長の動静を伝えました。一方、アメリカメディアは、処刑されたと報道された北朝鮮の米朝協議の担当者が生きていると報じました。

 5日付の「労働新聞」は金委員長が4日、軍人の家族と記念写真を撮影したと報じました。金委員長の動静が5日連続で伝えられるのは異例で、アメリカとの非核化交渉が難航するなか、軍への配慮を示したとみられます。一方、アメリカの「CNNテレビ」は、北朝鮮の責任者としてアメリカとの協議にあたっていたキム・ヒョクチョル氏が拘束されているものの、生存しているとして、処刑されたとする韓国メディアの報道を否定しました。処遇は決まっておらず、重い刑罰が科せられる可能性もあるということです。また、米朝首脳会談で金委員長の通訳を務めた女性のシン・ヘヨン氏も拘束されたと報じました。米朝協議を担当する高官・金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長については2月の会談以降、権力を奪われて「反省文を書いてひっそりと過ごしている」と伝えています。

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