改正案撤回せず提出へ 中国本土では厳しい情報統制[2019/06/13 10:32]

 大規模な抗議デモが続く香港の「逃亡犯条例」の改正案を巡って香港政府は撤回せず、13日に開かれる議会に提出する予定です。一方、中国本土では厳しい情報統制が敷かれています。

 香港から中国本土へ容疑者の引き渡しを可能とする逃亡犯条例の見直しを巡っては12日、抗議デモに参加する市民らと警官隊が衝突して70人以上がけがをしました。しかし、香港政府は改正案を撤回することなく、13日に開かれる議会に提出する予定です。一方、中国では香港での抗議活動を伝える海外メディアの放送が遮断され、中国メディアも香港で道路を埋め尽くす市民の様子を報じていません。中国共産党系のメディアは、条例案に反対する人たちが「政治的な利益のために中国を敵対視する外国勢力と結託している」などと主張しています。

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