逃亡犯条例の審議延期 連日デモで一転…謝罪はせず[2019/06/15 17:35]

 中国本土への容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への抗議活動が連日続いている香港で政府のトップが15日午後に緊急会見し、改正案の審議入りを延期すると表明しました。

 林鄭月娥行政長官は、逃亡犯条例の改正について「審議を延期する」「延期の期限は設けない」と明言しました。また、「抗議デモでけが人が出たことに心を痛めている」と述べたものの警察側の行為は正当なものだったと強調し、謝罪はしませんでした。また、条例改正を巡って中国政府と調整していることを認めました。香港では連日のように抗議活動が続いていて、14日夜は子どもを持つ母親ら約6000人が「警察は学生に暴力を振るうな」などと訴えました。

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