香港デモ トップに高まる辞任圧力[2019/06/18 06:27]

 香港では中国本土への容疑者の移送を可能にする条例改正案の撤回を求めるデモが続いていて、行政長官の辞任を求める声が高まっています。

 中国本土への容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正を巡っては、大規模なデモを受けて林鄭月娥行政長官が審議の延期を決めました。ただ、林鄭行政長官は市民の求める改正案の撤回には応じておらず、辞任を求める声が高まっています。一方、中国外務省の報道官はデモについて「香港を錯乱させる行為は主要な民意ではない」と改めて強調しました。また、アメリカのポンペオ国務長官が来週のG20サミットで米中首脳が会談し、この問題が議題になるとの見通しを示したことについて「関心があるならいくらでも説明するが、根拠ない主張には断固反対だ」と述べました。

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