年内に利下げに踏み切る可能性を強く示唆 米FRB[2019/06/20 11:45]

 アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は現状の金利政策を維持することを決めましたが、年内に利下げに踏み切る可能性を強く示唆しました。

 FRBは19日までに開かれた会合で、政策金利を年2.25%から2.50%で据え置きました。ただ、参加者17人のうち半数近い8人が今年中の利下げを予想し、声明文には「成長を維持するため、適切な行動を取る」と明記しました。パウエル議長は会合後、「世界的な景気減速と貿易問題が逆風になっている」と先行きに懸念を示したうえで、「先行きのリスクを注視し、次の行動の準備をする」と利下げの可能性をにじませました。FRBは去年は4回の利上げに踏み切りましたが、景気次第では緩和路線に転じる可能性も出ています。

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