中朝首脳会談を北朝鮮元外交官が分析[2019/06/21 00:03]

 2016年に韓国に亡命した北朝鮮の元外交官が都内で会見し、金正恩委員長は中国の習近平国家主席を通じてアメリカに自分の意思を伝えようとしていると指摘しました。

 北朝鮮の元駐イギリス公使・太永浩(テ・ヨンホ)氏は20日午前に外国特派員協会で会見し、中国と北朝鮮の首脳会談について「金委員長の最大の狙いは、G20大阪サミットを控える習主席に北朝鮮の非核化に向けた新たな戦略を託し、トランプ大統領に直接、伝えることだ」と指摘しました。具体的には、核施設を諦める見返りに、すでに所有する核・ミサイルを維持する狙いだと分析しています。
 太永浩氏:「小泉元総理のような人が金正恩をうまく取り込めば、金正恩が来いと言うかもしれない」
 また、午後は人権団体主催の講演会に参加し、膠着(こうちゃく)している日朝交渉を動かすために小泉元総理を活用すべきだという持論を展開しました。

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