北朝鮮のミサイル“米本土射程に達せず” 米軍幹部[2019/06/21 07:47]

 北朝鮮の核・ミサイルについてアメリカ軍の最高幹部の一人は、アメリカ本土を射程に収める水準には達していないとの見方を明らかにしました。

 アメリカのブルームバーグ社の取材に答えたアメリカ軍制服組ナンバー2のセルバ統合参謀本部副議長は、北朝鮮の核・ミサイルについて「アメリカ本土を射程に収める能力に向けた進展を遂げていない」との見方を明らかにしました。また、「固体燃料の応用で進展を遂げた」とする一方で、長射程のICBM(大陸間弾道ミサイル)が大気圏に再突入する際の高熱や揺れなどに耐えられるか実験をした形跡はないとしています。これまで国防総省は北朝鮮が核ICBMを開発中としてきましたが、その能力を実証するには至っていない現状が明らかにされた形です。

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