国際

2019年6月27日 02:46

サウジ記者殺害事件「国連主導で皇太子の捜査を」

2019年6月27日 02:46

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 著名記者のカショギ氏がサウジアラビア当局者に殺害された事件について、国連の調査担当者が人権理事会に出席し、サウジアラビアの皇太子に対して国連主導で捜査を実施するよう訴えました。

 調査を担当した国連のカラマール特別報告者は26日、「サウジアラビアのムハンマド皇太子が事件に関与したことをうかがわせる確かな証拠がある」との調査結果を国連の人権理事会に正式に報告しました。そのうえで、国連主導による皇太子への捜査を実施するよう訴えました。カショギ氏は去年10月、トルコにあるサウジアラビア総領事館でサウジ当局者に殺害され、次期国王と目される皇太子の関与の有無が事件の焦点となっています。カラマール氏は皇太子らへの経済制裁の実施なども求めていますが、サウジアラビア側は「調査は間違った情報に基づくものだ」と批判しています。

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