独・メルケル首相 新閣僚の就任式で震え止まらず[2019/06/28 10:51]

 ドイツのメルケル首相が27日、新閣僚の就任式の最中に震えが止まらなくなりました。18日にも同様の症状を見せていて、健康状態を不安視する声が上がっています。

 メルケル首相は27日午前、ベルリンの大統領府で行われた法相の就任式に参加した際、約2分間にわたって体が小刻みに震えて抑えられなくなりました。水を差し出されましたが、手を付けず、そのまま式典に参加しました。その後、メルケル首相は予定通りG20に向けて出発し、28日午前7時ごろに大阪に到着した際にはしっかりした足取りで笑顔でタラップを降りました。午前10時前からは安倍総理大臣との首脳会談に臨んでいます。メルケル首相は18日にあったウクライナの大統領を歓迎する式典の際にも同様の症状を見せ、脱水症状だったと話しています。ただ、27日の式典は室内でベルリンの気温も20度前後でした。メルケル首相は現在、支持率の低下に苦しんでいて、健康状態を不安視する声が高まれば政権の求心力低下につながる可能性があると指摘されています。

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