米朝会談「歴史的だ」 “政治ショー”との見方も[2019/07/01 12:02]

 30日に韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で電撃的に行われた米朝首脳会談について、北朝鮮メディアは「歴史的だ」と大きく報じました。今後の非核化交渉はどう進むのでしょうか。ソウルから報告です。

 (高橋政光記者報告)
 米朝トップの会談で停滞していた非核化交渉は再び動き出しました。ただ、具体的な成果はなく、先行きは依然、不透明です。1日付の労働新聞は、北朝鮮の金正恩委員長とアメリカのトランプ大統領が対面した様子を写真入りで大々的に取り上げました。「分断の象徴の板門店で歴史的な握手をした」としたうえで、「対話の再開で合意した」と会談の意義を強調しました。また、「敵対国家として反目してきた両国の間に、前例のない信頼を創造した驚くべき出来事」だと今後の関係改善に前向きな姿勢を示しています。韓国メディアは「米朝対話の突破口を開いた」と前向きな受け止めが多い一方、「時間稼ぎの政治ショー」だと批判的な見方もあります。

こちらも読まれています