神秘的天体ショーに多くの観光客 南米で皆既日食[2019/07/03 15:15]

 南米のチリやアルゼンチンなどで太陽が月に覆われて黒く見える皆既日食が観測され、多くの観光客が集まりました。

 皆既日食は日本時間の3日早朝にチリ中部で始まり、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの近郊などでも観測されました。チリでは日本時間の3日午前5時38分ごろから太陽が完全に隠れ、暗く神秘的な空間が2分以上、続きました。皆既日食が陸地の広い範囲で見られるのは、2017年にアメリカ本土で観測されて以来のことです。今回の皆既日食は今年、世界で唯一、観測されるということで、チリ国内には世界中から数十万人が集まったとみられています。日本で皆既日食が見られるのは16年後の2035年9月2日です。

こちらも読まれています