フォード「マスタング」開発のアイアコッカ氏死去[2019/07/03 12:56]

 アメリカの自動車大手「フォード」の人気車種「マスタング」を開発し、クライスラーの経営再建を果たしたリー・アイアコッカ氏が死去しました。94歳でした。

 アメリカメディアによりますと、アイアコッカ氏はロサンゼルスの自宅で亡くなったということです。死因は明らかになっていません。アイアコッカ氏はアメリカのビッグ3といわれた自動車メーカーの1つ「フォード」で人気車種「マスタング」の開発を指揮し、社長を務めました。その後、ライバル会社「クライスラー」のトップに就任し、1980年代に経営危機に陥ったクライスラーの経営を立て直しました。自らの給与を1ドルにしてコスト削減を進め、数十万人ともいわれる従業員の雇用を守ったとして「アメリカ産業界の英雄」と呼ばれました。クライスラーは2014年にイタリアの「フィアット」と経営統合し、「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)」となっています。

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