北朝鮮に拉致のタイ人女性 家族が帰国求める祈り[2019/07/13 10:57]

 北朝鮮に拉致されたタイ人女性の誕生日に合わせて、親族らが帰国を祈る儀式を行いました。今月末には北朝鮮も出席する国際会議がタイで予定されていて、親族らは事態の進展を期待しています。

 タイ人のアノーチャー・パンチョイさんは1978年、出稼ぎ先のマカオで行方不明になりました。2005年になって拉致被害者である曽我ひとみさんの夫のジェンキンスさんの証言で拉致が判明しましたが、その後、進展はありません。
 タイ人拉致被害者のめい・ウライさん:「とても優しくて、家族を大事にする人でした。私が生きている限り、いつか彼女が帰ってくると信じ続けます」
 儀式には日本の家族会から増元前事務局長も参加しました。タイでは月末に北朝鮮の外相が出席する国際会議が予定されていて、親族らはその機会にこの拉致問題を取り上げてほしいと訴えています。

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