米のイラン核合意離脱は「オバマ氏への嫌がらせ」[2019/07/14 18:27]

 「トランプ大統領は無能」と酷評したイギリスの前駐米大使は、トランプ大統領がイランとの核合意を離脱した理由について「オバマ前大統領への嫌がらせだった」と報告していました。

 イギリスの新聞「メール・オン・サンデー」によりますと、アメリカに駐在していたイギリスのダロック大使は去年5月、「トランプ大統領がイランとの核合意を離脱したのは核合意を取り決めたオバマ前大統領への嫌がらせだ」とするメモを本国に送っていました。このメモはトランプ大統領を離脱から思いとどまるよう説得するため、イギリスのジョンソン前外相がワシントンを訪れた後に書かれました。ダロック氏は「核合意の離脱を巡り、トランプ政権内に亀裂が生じている」とし、「ホワイトハウスには長期的な戦略が欠けている」と非難していたということです。ダロック氏は「トランプ大統領は無能」と酷評するメモを本国に送っていたと報じられ、10日に大使を辞任しました。

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