香港デモ 批判対象も範囲も拡大 混乱長期化の様相[2019/07/15 11:59]

 香港で「逃亡犯条例」改正に反発するデモが中国本土への批判に拡大しています。14日も市民と警官隊が衝突する騒ぎが起きています。

 香港の郊外で14日に行われたデモには、主催者発表で11万5000人が参加しました。警官隊とデモ隊の間で衝突も起き、約30人がけがをして40人近くが逮捕されました。デモはこれまで香港島中心部で行われていましたが、最近は中国本土に近い九龍半島側に広がっています。逃亡犯条例以外の中国本土に関わる問題も批判の対象になっています。
 一方、14日付のイギリスのフィナンシャル・タイムズは「林鄭月娥行政長官が中国政府に辞意を示したものの、拒否された」と伝えました。今後も週末にデモが呼び掛けられていて、混乱は長期化するとみられています。

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