不法移民一斉摘発 “大統領の選挙対策”反発渦巻く[2019/07/15 12:10]

 トランプ政権はアメリカの主要都市で不法移民の一斉摘発を始めました。一部の自治体は反発していて、移民問題を巡る対立が深まっています。

 CNNは14日に政府高官の話として、アメリカ移民・税関捜査局がニューヨークやロサンゼルスなど全米9つの都市で不法移民の摘発に踏み切ったと報じました。国外退去を命じられている約2000の家族が対象です。
 ニューヨーク市・デブラシオ市長:「トランプ氏はスローガンを『アメリカに再び憎みを』に変えた方が良い。彼は選挙のためにアメリカの分裂を助長しようとしている」
 ニューヨークのデブラシオ市長は「移民も社会の一員だ」とトランプ大統領を批判しました。トランプ大統領が14日に摘発を始めると表明したのを受けて、全米各地では摘発に反対するデモが行われています。

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