プラスチックごみに埋もれた村 日本から違法輸入も[2019/07/16 17:27]

 マレーシアなどの東南アジア諸国が先進国からのプラスチックごみを受け入れない方針を示すなか、ベトナムのある村では日本からのプラスチックごみが違法に輸入されています。

 ベトナムの首都ハノイから車で1時間の場所にあるミンカイ村は、世界中から集まったプラスチックごみに埋もれています。住民の約8割がリサイクル業で生計を立てていて、平均月収は一般的なベトナム人の10倍から20倍だということです。なかには、日本から違法に輸入されているプラスチックごみもあるといいます。ミンカイ村でリサイクルしきれなかったごみは焼却されたり、そのまま川などに捨てられて海洋汚染の原因にもなっています。
 東アジア・ASEAN研究センター、小島道一氏:「リサイクルできないごみのようなものをまとめて輸出している。日本での産廃処理費用が高い、それに比べてベトナムは処理費用が低い。あるいは燃やしてしまえばいい。廃棄物の処理費用を下げられるので途上国に流れてしまう」

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