中国外務省 香港のデモめぐり、米英に反発[2019/07/23 21:29]

 香港で抗議デモが続くなか、中国外務省はアメリカが介入しているとして「黒い手を引っ込めろ」と反発しました。

 中国外務省の華春瑩報道局長は23日の会見で「香港での関連した行動が外部勢力により操作・計画・組織・実施されている疑わしき形跡がある事は明らかだ」「一国二制度の原則の譲れない一線に激しく挑戦している」と述べました。さらに、アメリカを名指ししたうえで「黒い手を引っ込めてほしい」とも述べ、イギリスには「統治時代に香港に言論の自由はあったのか」などと反発しました。中国本土への容疑者の移送を可能にする「逃亡犯条例」の改正に反対するデモは香港で21日も行われ、一部の若者が一連のデモで初めて中国政府の出先機関に直接、抗議しました。一方、デモの参加者や一般の市民らが白いシャツを着た正体不明の集団に棒で殴り付けられるなどして襲われ、40人以上がけがをしました。

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