不法移民の一斉摘発 ふたを開けてみると…[2019/07/24 02:12]

 アメリカのトランプ政権が不法移民の一斉摘発に乗り出すと発表し、一部の自治体などからも批判を浴びたものの、実際に拘束されたのは意外な人数でした。

 23日付のニューヨーク・タイムズ紙によりますと、アメリカの移民税関捜査局は14日から全米の10都市以上で不法移民の一斉摘発に踏み切りましたが、1週間で拘束されたのは35人にとどまっていました。国外退去処分を受けている2000人以上が対象とされていましたが、事前の通告を受けて多くの移民が一時的に転居したり、支援団体が協力したことなどが背景にあるとしています。ただ、当局は不法移民を雇用している企業に対する監視も強めていて、不法移民の摘発を今後も進めるとみられます。

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