中国が人権問題で批判を強めるアメリカに反論[2019/08/16 23:31]

 中国は「新疆ウイグル自治区の治安は明らかに好転している」と人権問題で批判を強めるアメリカに反論しました。

 中国政府は、新疆ウイグル自治区で行われている職業訓練に関する初めての白書を発表しました。国際社会から強制収容所と批判されている職業技能教育センターについて、「学習者は教育センターでの自由が法にのっとって保障されている。各民族の風習や習慣と民族の言語や文字を使用する権利が保障されている」と反論しました。また、ウイグル族への迫害を批判するアメリカのトランプ政権などを念頭に「テロリズムや過激主義をかばい、容認していて、国際的な道義と人類の良識に著しく違反している」と批判しました。トランプ大統領が、抗議活動が続く香港情勢を巡って習近平国家主席との電話会談を示唆するなか、人権問題に関する批判を牽制(けんせい)した形です。

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