人気の赤ちゃんジュゴン死ぬ…体内から“プラゴミ”[2019/08/19 17:40]

 失われた小さな命から見えたのは深刻な海洋汚染でした。保護されていた赤ちゃんジュゴンが死にました。体内から見つかったプラスチック片が原因とみられています。

 今年4月にタイ南部の海岸で保護され、人気を博していたジュゴンの赤ちゃんが17日に死にました。ジュゴンは「マリアム」と名付けられ、地元の獣医師がミルクを与えたり、三重県にある鳥羽水族館の関係者が現地で飼育指導をしたりしましたが、先週から衰弱していたということです。解剖の結果、体内から少なくとも8つのプラスチック片が見つかっていて、この影響による炎症から感染症を引き起こして死んだとみられています。東南アジアでは海洋プラスチック汚染が社会問題になっていて、早急な対策が求められています。

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