米 中距離ミサイルの発射実験 INF条約失効うけ[2019/08/20 10:36]

 アメリカ国防総省は地上配備型の中距離ミサイルの発射実験に成功したと発表しました。

 アメリカ国防総省はカリフォルニア州の海軍施設から通常弾頭の巡航ミサイルの発射実験を行いました。ミサイルは500キロ以上飛び、正確に標的を破壊したということです。今回の実験は、ロシアとの間で射程500キロから5500キロまでの地上配備型ミサイルの全廃を定めたINF(中距離核戦力)条約が2日に失効したことを受けてのものです。国防総省は今回の実験データをもとに中距離ミサイルの開発を進める考えです。弾道ミサイルの配備を進める中国に対抗する狙いもあります。エスパー国防長官は地上配備型の中距離ミサイルをアジアに配備したい意向を明らかにしています。

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