仏G7サミットはじまる 首脳宣言の採択見送りか[2019/08/25 06:41]

 G7(主要7カ国首脳会議)は貿易問題などを巡ってアメリカと各国との間で意見の隔たりがあり、1975年以降、初めて首脳宣言の採択が見送られる見通しです。

 去年、G7を早退したトランプ大統領に対して、今年はきちんと出席するように議長国のフランスが説得をしていたということです。
 トランプ大統領:「これ以上の良い天気や場所は望めない。来年は米国がホストを務め、良いものにする」
 アメリカと中国の貿易摩擦は世界経済の成長を減速させていて、今回のG7で協調姿勢を打ち出せなければさらなるブレーキとなる恐れもあります。また、イラン情勢や環境問題でもアメリカと各国で認識が違っています。アメリカ政府の元高官が「基本的には6対1だ」とその孤立ぶりを指摘するなか、トランプ大統領は25日の安倍総理大臣との会談では貿易問題で早期の成果を求めて臨みます。

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