デモ隊に初めての威嚇発砲 香港警察に反発広がる[2019/08/26 10:41]

 デモが続く香港で、警察官がデモ隊を前に銃を発砲しました。6月にデモが本格化してから初めてで、反発が広がっています。

 怒号が飛び交うなか、押し寄せるデモ隊に対して警察官が拳銃を構えています。その後、警察官はデモ隊を威嚇するために1発、発砲しました。香港では、中国本土への容疑者の引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」の改正に反対する週末のデモが12週連続で行われています。25日の抗議活動では一部の若者らが火炎瓶やれんがを投げ付け、警察が催涙弾などを使って強制排除に乗り出しました。警察官はデモ隊を拳銃で威嚇し、空に向けて発砲しました。発砲によるけが人は出ていません。6月にデモが本格化してから初めての発砲です。発砲について警察は「衝突で警察官が命の危険を感じ、やむを得ない合理的な手段だった」と説明していますが、市民らの間に反発が広がっています。

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