アマゾン火災 G7が21億円支援 ブラジルは反発[2019/08/27 10:42]

 南アメリカのアマゾンの大規模な火災について、G7サミットの参加国が20億円規模の支援を決めました。しかし、被害を拡大させたと非難されているブラジルの大統領は「植民地とみなしている」と反発しました。

 フランスのマクロン大統領は26日にアマゾンの火災に対応するため、G7が合わせて2000万ドル、約21億円を支援することなどで合意したと発表しました。これに対し、ブラジルのボルソナロ大統領はツイッターで「G7がブラジルを植民地のようにみなしている」と不快感を示し、「支援の背景にある動機を受け入れることはできない」と批判しました。ブラジル政府が農地を広げるための人為的な火災を容認してきたと国際的な非難が高まっていて、ボルソナロ大統領は4万4000人の軍の兵士を派遣して消火活動に重い腰を上げましたが、収束のめどは立っていません。一方、アメリカの俳優、レオナルド・ディカプリオさんらが創設した環境団体が約5億3000万円を拠出すると発表するなど、民間による支援も広がっています。

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