日韓局長級協議 GSOMIA破棄 見直し求める[2019/08/30 06:07]

 韓国のソウルで29日、日本と韓国の外務省局長級協議が開かれました。日本側はGSOMIA(軍事情報包括保護協定)について、韓国側に破棄の見直しを求めました。

 外務省アジア大洋州局・金杉憲治局長:「アメリカが様々な形でアメリカの立場を表明しているので、そうしたことも踏まえて韓国側には賢明な判断をして頂きたい」
 外務省の金杉局長は韓国外務省の金丁漢(キム・ジョンハン)局長と会談し、韓国が破棄を表明したGSOMIAについて「日本は有用だと思っている」として、破棄を見直すよう求めたことを明らかにしました。また、元徴用工の問題では「ボールは韓国側にある」として、日本側が納得する解決策を示すよう改めて求めたということです。両局長は、今後も協議を続けることでは一致しましたが、金杉局長は「変化の兆しはない」と述べていて、関係改善の道筋は立っていません。

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