イラン革命防衛隊の資金情報に最大16億円の報奨金[2019/09/05 14:37]

 アメリカのトランプ政権は、イランの「革命防衛隊」の資金調達に関する有力な情報に最大で1500万ドル=約16億円の報奨金を支払うことを発表するなど、圧力を強化する政策を相次いで打ち出しました。

 アメリカ国務省によりますと、報奨金の対象になるのは革命防衛隊が原油を売る方法など資金調達に関する有力な情報で、報奨金は国務省によるテロ対策の基金から拠出されます。また、アメリカ財務省は革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」が原油を送るための輸送網を作り、部隊を支援したとしてインドの企業など16の団体や個人10人を制裁対象に指定しました。この輸送網を通じて、1年間で数億ドル分の原油がシリアのアサド政権などに送られたということです。制裁の対象となったことでアメリカ国内の資産が凍結され、アメリカ国民との取引が禁止されます。

こちらも読まれています