サウジ石油施設炎上 “イランの方角”から攻撃か[2019/09/16 12:06]

 サウジアラビアの石油施設が攻撃されたことを受けてニューヨーク市場の原油価格が一時、15%も上昇しました。

 サウジアラビアの石油施設が無人機の攻撃を受けて炎上し、一日あたりの世界の石油生産量が5%減るとみられています。ニューヨークの原油先物市場では日本時間の16日朝に10月物の価格が一時、先週末より15%ほど上昇し、1バレル=63ドル台を付けました。今年最大の上げ幅で、4カ月ぶりの高値水準です。アメリカのトランプ大統領は価格上昇に対応するため、アメリカが緊急事態用に備蓄している石油の放出を承認したと明らかにしました。攻撃を巡っては、サウジアラビアと対立するイランが支援するイエメンの反政府武装組織が犯行声明を出しています。一方、ロイター通信は、アメリカ政府高官の話として「イエメンではなく、イランの方角から攻撃された証拠がある」と報じています。

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