ハメネイ師 欧米諸国を批判 核合意に強硬な姿勢も[2019/09/27 16:51]

 イランの最高指導者・ハメネイ師は「アメリカとヨーロッパ数カ国も決して信頼すべきでない」と述べ、ロウハニ大統領が目指す核合意の枠組み維持に否定的な考えを示しました。

 イランの最高指導者であるハメネイ師は26日、集会で「アメリカとイスラエル以外の国に交渉の扉は開かれている」と述べたうえで、「ヨーロッパ2、3カ国も決して信頼すべきではない」と核合意の当事国であるフランスなどを厳しく批判しました。崩壊の瀬戸際にある2015年の核合意を維持したい国際協調派のロウハニ大統領はアメリカの経済制裁が続くなか、ヨーロッパ諸国に支援策を提示するよう求めています。一方、ハメネイ師の今回の発言はロウハニ政権の方針を厳しく批判したもので、核合意の離脱も辞さない強硬な姿勢を打ち出しています。

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