習主席ウイグルなど念頭「過激な宗教活動は壊滅へ」[2019/09/27 23:55]

 建国70周年を前に中国の習近平国家主席は、国内の民族や宗教問題を念頭に「テロ思想を壊滅させる」と強調しました。

 習主席は民族問題に関する表彰式で演説し、「破壊・暴力・テロなどの過激化した宗教活動を厳重に予防し、断固打ち破る」と述べました。一方で、「中国共産党がこの70年で各民族に史上初めて平等な政治的権利を与えた」としたうえで、「天地を揺るがすような歴史的変化をもたらした」などと成果を誇示しました。中国では、新疆ウイグル自治区やチベット自治区で民族や宗教弾圧を巡って繰り返し暴動が起きています。さらに、中国への圧力を強めるアメリカのトランプ政権を念頭に「国内外の情勢がより複雑になるなか、我々はさらに団結しなければならない」と訴えました。

こちらも読まれています