中国がキリバスと国交回復 文書に台湾への圧力も[2019/09/28 18:57]

 中国は台湾と断交した南太平洋の国キリバスと国交を回復しました。建国70年を前に外交成果をアピールしたい考えです。

 中国の王毅外相は、キリバスのマーマウ大統領とともにニューヨークで国交樹立の文書に署名しました。文書には「キリバスは、中国はひとつで台湾は中国の一部と認める」と記されています。キリバスは先日、これまで外交関係を維持していた台湾と断交したばかりでした。台湾で独立志向の蔡英文政権が発足して以降、台湾と断交して中国と国交を樹立したのは7カ国目です。今月だけでもソロモン諸島と合わせて2カ国目で、習近平政権は台湾への圧力に加えて建国70年に向けた成果のアピールにも躍起となっています。

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