警察官が勘違いで黒人男性を射殺 遺族が抱擁し許す[2019/10/04 10:37]

 アメリカ・テキサス州で自宅と間違えて入った部屋で、そこに住む黒人男性を射殺した白人の女性警察官が懲役10年の判決を受けました。被害者の弟がこの被告の女を抱き締めて許したことに賛否両論が沸き起こっています。

 アンバー・ガイガー被告(31)は去年9月、テキサス州のアパートで自宅と勘違いして1つ上の階に住む黒人男性の部屋に侵入し、この男性を射殺した罪で懲役10年の有罪判決を言い渡されました。
 兄を殺害された男性:「彼女(被告)を抱き締めても良いですか?お願いします」
 判決の後、殺害された男性の弟が証言台から立ち上がり、被告の元警察官に歩み寄って抱き締めました。弟は「本当に謝罪の気持ちがあれば、あなたを許します」と話したということです。元警察官は裁判で「その時は殺されると思い、怖かった。神に許しを乞いながら毎日、自分自身を憎んでいます」と証言していました。抱き締めて許すというこの動画が公開されると、全米で賛否の議論が起こりました。アメリカでは有色人種を銃で撃った白人の警察官が無罪となるケースが多く、今回の懲役10年でも刑が軽すぎると抗議するデモが行われています。

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