トルコの攻撃で民間人死亡 シリア内戦の長期化懸念[2019/10/10 12:03]

 トルコ軍が隣国シリアの北部でクルド人勢力に対する軍事作戦を始めたことに、アメリカのトランプ大統領はトルコに自制を求めました。

 トランプ大統領:「(Q.クルド人が一掃されるのではと懸念している?)そんなことがあればトルコ経済を破壊する。彼(エルドアン大統領)が理性的に行動してくれることを望む」
 トランプ大統領は「アメリカ軍はシリア北部からは撤収している」とアメリカ軍を関与させない考えを強調しました。トルコ軍は9日、シリア北東部のラス・アルアインなど複数の都市を攻撃し、イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」によりますと、民間人8人を含む少なくとも15人が死亡しました。トルコ軍の侵攻はシリア内戦をさらに長期化させ、壊滅状態にある過激派組織「イスラム国」の復活を招くとの懸念が強まっています。

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