ノーベル文学賞 2年分発表 ヨーロッパの作家2人に[2019/10/11 06:20]

 日本時間の10日にノーベル文学賞の2018年分と2019年分が発表され、ヨーロッパの作家2人の受賞が決まりました。

 2018年の文学賞はポーランドの57歳の女性小説家、オルガ・トカルチュク氏が受賞します。代表作の一つ「逃亡派」は日本でも翻訳出版され、イギリスの権威ある文学賞のブッカー国際賞も去年、受賞しています。2019年の受賞が決まったのはオーストリアのペーター・ハントケ氏(76)です。戯曲や翻訳、小説など幅広く活動し、日本でもヒットした1987年の映画「ベルリン・天使の詩」で共同脚本も務めています。
 村上春樹氏は受賞を逃しました。ファンからは落胆の声が聞かれました。
 ファン:「順番が回ってきて今年は取るんじゃないのかなと確信してたので、かなりショックですね」「1年間、この日のために本を読み込んでます」「長い目で見ていけばいい。取らなくても春樹は春樹だし」「いつかは必ず取ってくれると思うのでそれまで毎年、こうやって集まって皆さんで受賞の瞬間を見るまでは期待して待っていたい」

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