トランプ大統領 中国と「第1段階の合意に達した」[2019/10/12 08:00]

 アメリカと中国は貿易問題を巡って2日間の閣僚級の協議を終え、トランプ大統領は「第1段階の合意に達した」と発表しました。

 トランプ大統領は中国の劉鶴副首相と面会した後で、「非常に重要な第1段階の合意に達した。知的財産権の保護、金融サービス、そして農家にとって大きな取引に関するものだ」と述べ、中国との貿易問題解決に向けて部分的に合意したことを明らかにしました。中国がアメリカの農産品を最大5兆4000億円分購入することや、中国に進出するアメリカ企業が技術移転を強要される問題への対応が含まれるということです。アメリカが15日に予定していた中国からの輸入品に対する制裁関税の税率の引き上げは見送ります。12月に予定されている制裁関税については判断を保留しました。トランプ大統領は来月にチリで行われるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に合わせて習近平国家主席と会談し、合意への署名を行う意向を示しました。

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