FB「リブラ」 中国引き合いにCEOが必要性を強調[2019/10/24 12:51]

 フェイスブックが計画するデジタル通貨「リブラ」が来年の発行予定から遅れる可能性があるなか、ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は中国との競争に言及し、デジタル通貨を発行させる必要性を強調しました。

 フェイスブック、ザッカーバーグCEO:「もしアメリカが刷新しなければ、我々の金融面でのリーダーシップは保証されない。今日、(世界の)トップ10企業のうち6社は中国からだ。彼らは表現の自由において我々のような価値観を共有していない」
 議会下院で証言したザッカーバーグCEOは「金融当局が承認するまではリブラを発行しない」とした一方で、アメリカの金融システムが「時代遅れだ」との認識も示し、海外送金を安く安全に行う必要性を強調しました。リブラはマネーロンダリングなどに利用される懸念が指摘され、発行や管理を行う団体「リブラ協会」からクレジットカード大手のビザやマスターカードなど7社が参加を見送るなど、発行に向けた厳しい状況が続いています。

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