墜落巡りボーイング社CEO過失認める 米議会で証言[2019/10/30 16:21]

 最新機「737MAX」の2度の墜落で300人以上が死亡した事故を巡り、ボーイングの経営トップが事故後に初めてアメリカ議会で証言して過失を認めました。

 ボーイング社のミュイレンバーグCEO(最高経営責任者)は29日、アメリカ上院商業科学運輸委員会で「私個人として、ボーイングとして、深く、そして心から陳謝します」「我々は間違いを犯しました。何かが間違っていました」と述べ、遺影を掲げた遺族が同席するなか、陳謝したうえで過失を認めました。議員の追及はパイロットが2016年には自動失速防止装置の不具合を同僚にメールで送っていたものの、ボーイング社が今月まで当局に報告しなかった問題に集中しました。ミュイレンバーグCEOは「(2機目が墜落する直前の2月にはメールについて報告を受けていたが)実際のやり取りについては最近まで知らなかった」と語り、隠蔽については否定しました。

こちらも読まれています