中国・孔子学院の院長がベルギーでスパイの疑い[2019/10/31 22:51]

 ベルギーで中国の孔子学院の院長がスパイ容疑で入国を拒否されていることについて、中国政府は「事実無根だ」と否定しました。

 ベルギー当局はブリュッセルの孔子学院で院長を務める宋新寧氏に対し、「国の安全を損なう恐れがある」としてビザの発給を8年間停止しました。また、地元メディアは宋院長に「スパイの疑いが掛けられている」とも報じています。中国外務省は31日の会見で、「事実無根で下心のある話だ」と否定し、「孔子学院は世界が中国を理解する一つの窓口だ」と主張しました。孔子学院は中国政府が国外で運営する教育機関ですが、欧米を中心に「中国の宣伝工作に利用されている」との批判も上がっています。

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