台湾脱線事故・鉄道当局が住友商事を提訴[2019/11/01 00:35]

 去年、台湾で列車が脱線して18人が死亡した事故で、台湾の鉄道当局は先月31日に車両を受注した住友商事を相手取って約22億円の賠償を求める訴えを起こしました。

 去年10月、台湾北東部の宜蘭県で特急列車が脱線して乗客18人が死亡しました。検察は運転士が安全装置を切って速度超過の状態でカーブに入ったことが原因だとして、運転士らを過失致死の罪で起訴しています。台湾の鉄道当局は31日、「日本製の車両に設計ミスがあり、安全装置が切れていることが制御室に伝わる機能が備わっていなかったことなどが事故につながった」として、車両を受注した住友商事に対して約22億円の損害賠償を求める訴えを台北地裁に起こしました。住友商事は「台湾の当局から公式に書面を受け取っていないため、コメントは差し控えます」としています。

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