催涙弾発射は「選挙妨害だ」 候補者が香港警察批判[2019/11/03 19:03]

 香港警察が初めて選挙に関連する集会で催涙弾を発射しました。これに対し、候補者から「選挙妨害だ」と批判の声が上がっています。

 2日、香港中心部で行われた約1万人が参加する民主派の選挙集会で、警察は許可がないとして催涙弾を発射し、参加者を強制的に排除しました。香港メディアによりますと、警察官に暴力を振るったなどとして少なくとも3人の候補者が逮捕され、その他の地域と合わせて200人以上が拘束されました。
 民主派候補・童継民さん:「我々には権利がある。警察の行為は選挙妨害で、許されないことだ」
 候補者として集会に参加した童さんは「警察は別の候補者に、こしょうスプレーを吹き掛けた」と批判しました。童さんは香港を拠点とするキャセイパシフィック航空の客室乗務員でもありますが、中国の航空当局がデモに関わった社員が中国本土での運航に携わることを禁じたことについて、「社内に分裂を生じさせている」と非難しました。

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