中国長者番付トップ10の顔ぶれ 1位は4兆円超えの…[2019/11/07 14:18]

 中国の長者番付が発表され、IT大手「アリババ」の創業者、ジャック・マー氏がトップになりました。総資産額は4兆円超えです。トップ10の顔ぶれを見ると中国の今が見えてきました。

 アメリカの経済誌「フォーブス」が6日に発表した「中国で最も裕福な400人」。1位はアリババの会長を9月に退任したマー氏で、総資産額は去年よりも36億ドル(約4000億円)増えて382億ドル(約4兆1600億円)でした。中国での電子商取引が増加したことによってアリババの株価が上昇したことが影響したとみられ、マー氏は去年に続いてトップの座を守りました。2位はIT大手「テンセント」のCEO(最高経営責任者)・馬化謄氏で360億ドル(約3兆9200億円)。3位は不動産会社の経営者がランクインしていますが…。
 7位、8位、10位にも名前を連ねるのがIT系企業の経営者たち。7位にはアリババらを追い掛ける中国第3位のネット通販「Pinduoduo」のコウソウCEOで212億ドル。続いて172億ドルで8位に入ったのは、ポータルサイトやオンラインゲームを展開する「ネットイース」創業者でCEOの丁磊氏。10位には「ペキンバイトダンステクノロジー」を立ち上げ、ニュースサイトや「TikTok」を運営する張一鳴氏が162億ドルでトップ10入りを果たしました。
 実に上位10位のうち半分をIT王者たちが占める結果となり、中国のIT企業の勢いが表れた形です。今回、発表された400人の総資産額は約1兆2900億ドル(約140兆円)に上っています。

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