国連 北朝鮮の非難決議案を採択 情勢勘案し日本は[2019/11/15 09:33]

 北朝鮮の人権侵害や拉致問題を非難する決議案が国連の委員会で採択されました。日本は日朝を取り巻く情勢を踏まえ、決議案の共同提出を見送りました。

 北朝鮮の人権を非難する決議案の委員会採択は15年連続です。日本は2006年以降、EU(ヨーロッパ連合)と共同で決議案を提出してきましたが、今回は見送り、決議案を強く支持する「共同提案国」にとどまりました。安倍総理大臣が北朝鮮に対して「無条件での首脳会談」を呼び掛けるなか、日本の外交筋は「日朝を取り巻く情勢を総合的に勘案した」と説明しています。決議には「北朝鮮に対し、拉致被害者の安否状況や所在情報を正確に提出するよう要求する」という文言が加わりました。日本側は「拉致問題に対する要求をこれまでより強めた」としています。決議に対し、北朝鮮の金星(キム・ソン)国連大使は委員会で「決議案は北朝鮮の人権状況をひどくゆがめている」と批判し、採決の前に退席しました。