米国の働きで状況一変? 韓国がGSOMIA破棄を凍結[2019/11/22 17:30]

 日本政府関係者によりますと、22日で失効期限を迎える日本と韓国のGSOMIA(軍事情報包括保護協定)に関し、韓国側は破棄を凍結することを日本政府側に伝えたことが分かりました。ソウルからの報告です。

 (高橋政光記者報告)
 (Q.GSOMIA破棄を凍結する判断に至ったことは確認できている?)韓国大統領府は午後6時から記者会見を開いて最終判断を発表するとしていますが、まだ内容は明かしていません。ただ、「条件付きでGSOMIAの破棄を一時凍結し、失効を先送りすることでまとまった」という情報も入っています。
 日韓両政府が輸出規制とGSOMIAについてともに協議を実施し、結果が出るまでGSOMIAを続けるというものです。韓国政府としても安全保障や経済への悪影響も懸念し、GSOMIA失効を避けるため日本に提案したということです。
 また、韓国の国会関係者によりますと、アメリカ政府高官が日韓両政府に強く働き掛け、21日から状況が変わってきたということです。韓国大統領府は22日午後1時からNSC(国家安全保障会議)を開き、GSOMIAについて協議しました。21日から異例の2日連続開催です。
 こうしたなか、康京和(カン・ギョンファ)外相がG20外相会合に出席するため、まもなく名古屋に向かうとの情報も入ってきました。日本ではGSOMIAについても話し合うとみられ、日韓の関係改善に向けた動きとなるか注目されます。
 (Q.ここに至るまでに相当、水面下で日韓のやり取りがあったということか?)韓国政府としては日本政府とギリギリまで水面下の協議を続けてきました。外交ルートや情報機関ルートといった、色々なあらゆるルートで協議を行ってきた結果、アメリカの強い働き掛けもあり、韓国政府としてもこのままGSOMIAを失効を迎えるわけにはいかない。そして、韓国国民を納得させるためにも何かしらの輸出規制に関する日本側の動きも必要だということを踏まえ、アメリカの働き掛けによって判断したとみられています。