悪天候の中 ローマ教皇が日本到着 長崎、広島へ[2019/11/23 18:47]

 アジアを歴訪中のローマ教皇が日本に到着しました。ローマ教皇の来日は38年ぶりで、24日に被爆地の長崎と広島を訪れ、平和へのメッセージを発信します。

 23日午後6時前、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、東京・羽田空港に到着しました。フランシスコ教皇は現在82歳、アルゼンチン出身で2013年に教皇に選ばれました。日本訪問の最大の目的は被爆地から世界へメッセージを発信することで、24日に長崎で核兵器廃絶についてスピーチします。その後、広島を訪れ、平和記念公園で行われる「平和のための集い」に出席します。25日は東日本大震災の被災者と面会するほか、天皇陛下と会います。また、東京ドームで数万人規模のミサを開く予定です。フランシスコ教皇は日本訪問に先立ち、「日本は戦争がもたらす苦しみをよく知っています」「核兵器の使用は道義に反します」というメッセージを発表しました。ローマ教皇が日本を訪れるのは、1981年のヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりです。

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