中国外務省「香港への干渉やめろ」米大使呼び出し

　中国外務省はアメリカの駐中国大使を呼び出し、「香港人権法案」が議会で可決されたことなどを念頭に「香港問題への干渉を停止せよ」と抗議したと発表しました。

　中国外務省は25日に鄭外務次官がアメリカのブランスタッド駐中国大使を呼び出し、香港問題について「アメリカが暴力や犯罪行為を支持し、国際法の基本原則に大きく違反した」と抗議したと発表しました。そのうえで、アメリカ議会の上下両院で可決された香港人権法案について、成立に向けた手続きを中止して香港問題への干渉や言動をやめるよう求めました。さらに、「さもなければ引き起こされる事態はアメリカがすべての責任を負うことになる」と警告しました。中国は以前から「香港の抗議活動の背後にはアメリカがいる」と主張してきました。