米年末商戦 売上過去最高に影響力を持つあの人が…[2019/12/04 10:24]

 先月、アメリカで始まった「ブラックフライデー」のオンラインでの売り上げが過去最高を記録しました。こうしたなか、発言に大きな影響力を持つあの人が過熱する年末商戦に苦言を呈しました。

 アメリカのCNNによりますと、先月29日に始まったブラックフライデーではスマートフォンからの決済が伸び、オンラインでの売上高は過去最高の74億ドル(約8100億円)になったということです。アメリカでは2日からオンライン上での大型セール「サイバーマンデー」が始まっていて、スタート初日だけで1兆円を超える売り上げが見込まれているということです。
 ネット通販大手「アマゾン」のアメリカにある商品出荷センターです。アメリカのアマゾンのサイトでもサイバーマンデーに合わせて大型セールが始まっていますが、セール開始の2日はひっきりなしに商品が出荷されている様子でした。
 アマゾン広報担当者:「きょう(12月2日)だけで何千件もの取引があり、あらゆる商品が対象。探しているものがあれば何だってきょう、手に入ります」
 一方、今年は実店舗のセールも好調で、年末商戦の総売上高は去年よりも4%ほど増えると見込まれています。
 世界で過熱する年末商戦にこの人が苦言を呈しました。ローマ教皇として38年ぶりに日本を訪問したローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇です。ロイター通信などによりますと、教皇は1日にバチカンで行われた日曜礼拝のなかで、「消費主義が頂点に君臨している」と指摘したうえで、「行き過ぎた消費主義は信仰をむしばむウイルスだ」と批判しました。

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