韓国・文議長「徴用工基金に慰安婦財団残金使わず」[2019/12/05 18:46]

 韓国の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長が元徴用工らに支払うために日韓の寄付金で基金を作るとした自らの案について、「最も現実的な方法だ」として法案化を進める方針を改めて示しました。

 文議長は日韓の政府や企業からの寄付金を集めて基金を作り、元徴用工らに支払うなどとする案をすでに公表していますが、「日本の謝罪が先だ」などとする元徴用工らから強い反発を受けています。これに対して文議長側は5日、メディア向けの説明会で「日本の謝罪が前提だ」と強調したうえで、「最も現実的で実現可能な方法」として法案化を進める方針を改めて示しました。一方で、基金に「慰安婦財団」の残金を組み込む構想は取りやめました。ただし、元徴用工らは「必要なのは賠償で寄付ではない」などとして、あくまで反対の立場を維持していて、法案化に向けては困難が予想されます。

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