“制裁関税”前 硬軟織り交ぜ米中の駆け引き続く[2019/12/07 10:31]

 アメリカが中国への残りの制裁関税を発動する期限が15日に迫るなか、アメリカと中国の間では硬軟織り交ぜた駆け引きが続いています。

 中国外務省・華春瑩報道局長:「確かに中国は(米国に)報復措置を取りました」
 中国外務省は、アメリカ政府が10月にアメリカに駐在する中国の外交官が政府当局者らに面会する際に事前通告するよう義務付ける仕組みを導入したことに対抗し、今月4日から中国でも同じ措置を取ったと明らかにしました。一方、貿易交渉の大きな課題となっているアメリカの農産品の大量購入について、中国政府は大豆や豚肉などを追加関税の対象から除外すると柔軟姿勢を示しました。米中両国は、貿易協議の「第1段階」の合意文書の署名に向けて詰めの協議を続けています。しかし、トランプ大統領は「合意できなければ、大幅に関税を引き上げる」と述べ、15日にほぼすべての中国製品に対象を広げる制裁関税「第4弾」の残りを発動する構えを見せています。

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